blueberry girl
遊歩道歩く帰り道途中で見つけた名も無き姿 優しい目をしていた
下北高架線潜ってふわり隘路を歩いてみた 君の町が少し思い出させるんだ
ありえない風に吹かれて気化したあの娘は
文学的推敲に身を任せて踊っていた
ありえない風に苛まれ戸惑う僕は
文学的思想を読み進めては迷った
ありえない風に吹かれて笑ったあの娘は
文学的思考に口を開けて笑った
ありえない風に吹かれて気化したあの子は
波風に声を奪われて死んだ
死んだ
夕暮れ伸びる影一つ手のひらの中に吸い込まれた 繋いだ左手の中
下北小田急乗り換えて二人町を出てこうとした
『誰かのジオラマの中で生きている感覚がした』
ねぇ、私のこと覚えている?夜の淵を駆け巡った事
あぁ、あの後考えたんだ今までを全部本にするって
僕は大胆にそう答えた
ありえない風に吹かれて気化したあの娘は
文学的推敲に身を任せて踊っていた
ありえない風に吹かれて気化したあの娘は
青い青い青いあの娘は
波風に漂って空に浮いた
空を飛んだ 空を切った
風に吹かれた