白昼夢
いつかきっと共に歩く
そんな話少し懐かしいよね
僕はそうやって歳をとって
降りかかる焦燥を隠せなくて
昔の話だと知っていても
子どもに戻れない
いつも夜明け二人歩く
そんな日々が続く
そう願っていた
いつだってほらそこにあるのは
見え隠れしたあなたの姿で
理由もなく空から落ちた
そんな日々だ
いつかはまた逢えるだろう君と
手を繋ぐ姿忘れる前に
明日になれば終われるのかな
そんな日々だ
僕はそうやって歳をとって
覚めない夢から逃げることしか
出来ずにただ彷徨っているだけ
君とずっと一緒にいられたらなんて
夢のような話忘れてしまって
それでもいいよ手を繋ごうよ
ねぇ
僕は本当に歳をとって
襲う感情が嬉しく思えて
それじゃまたね手を振って僕は夢から覚めたんだ
子どもに戻れない
2013年3月